14人のつくり手たち
濱田建設株式会社
代表取締役専務
浜田 肇一
TOSHIKAZU HAMADA
1971年生まれ。第二次ベビーブームに生まれた団塊ジュニアのガンダム世代。幼少期より、建築家であり建築技師でもあった祖父から建築の厳しさを体で教えられ、アンチ建築になる。その反動で、小学校時代の将来の夢は「サラリーマンになること」であった。
しかし、反抗期を過ぎ中高卒業後には、運命のように建築の道を進む事になる。大学では建築構造の重要性を学び、ゼネコンを経て、地元である敦賀に戻り家業である濱田建設株式会社入社。
現在は、先代の意思を受継ぎ、社会に必要とされる「家づくりのプロフェッショナル」を目指し日々奮闘中!
奮闘記は、敦賀ではたらく社長のblogで好評発信中!
商品、モノではなく、本当の家づくりを望む皆様。
一生に一度の家を、「つくり手」の私達と一緒につくり上げてみませんか。
よく家は一生の買いモノと言われます。車の次に高い買いモノと位置づけられる事もしばしばです。ですが、皆さん、よく考えてみて下さい。家は、車の様に買うモノなのでしょうか?家を車の様に、3年でモデルチェンジしたからといって買い換えたり、10年住んで廃棄、なんて事はしないと思います。これは、車がモノ、つまり汎用的な商品としての価値しか持たないからで、自分が欲して自分にあわせて作ったモノではないからではないでしょうか。
よく本当に車が好きな人は、自分たちでカスタムカーを作ったり、エンジンまで組み立てたり自分にあわせた自分の欲した車をつくられると聞きます。だから愛着がわいて、ビンテージカーの様に末永くつきあっていけるのだと思います。皆さんは、職業も違えば、ライフスタイルも違う。家族構成も違えば、趣味も違う。体の大きさも違えば、性格まで違うと思います。
そんな様々な人がいるにも関らず、多くの方が車の様に汎用的な商品として売られている住宅に"合わせて"生活をされています。そんな思いの詰まっていない住宅に、愛着も末永く付き合っていこうという思いも湧くはずもありません。30年経ってスクラップアンドビルド。これこそ家を商品モノとしてしか見ていない証拠です。
元来家は、一軒一軒じっくりつくられ、お施主さんとつくり手の距離が近く、その中で大工さんが思いを込めて創っていたはずです。古いお宅を訪問させて頂くと御主人が「この柱はな・・・」「大工さんがな・・・こうしてくれたんや」と当時のことを自慢話の様にしてくれます。お客さんが本当に愛着を持って住まわれている事を実感します。そして、そういった家ほど長く大切に、そして何世代も引き継がれています。
私たちは、家は買ったり売ったりするモノや商品だとは思っていません。お客様は家を通して、私達に人生をあずけて頂いているのだとそう考えています。ですから、私共は、お客様一人一人と正面から向き合い、家づくりのプロとして予算の御相談からライフプランの御相談、そして様々な制約の中でお客様の望まれている以上の家をつくりあげる事を、家づくりと考えております。時には、私共から御提案をさせて頂く事もあります。それは、家づくりのプロフェッショナルとしての使命。コスト・デザイン・性能・施工全てに精通した、つくり手の使命であると考えています。