後悔させないために、14人の住宅作家と建築屋が
「本音・ほんね・ホンネ」で語る家づくり

14人のつくり手たち

フクダ・ロングライフデザイン株式会社
 代表取締役社長 
福田 明伸
AKINOBU FUKUDA

福田 明伸 フクダ・ロングライフデザイン株式会社 代表取締役社長

大阪生まれの大阪育ちですが、よく関西人らしくないと言われます。喜んでいいのか悲しむべきなのか・・・

小さい頃から絵を描くことや図画工作が大好きな少年だったのが高じて、大学でも建築学を専攻。

しかしながらすんなりこの世界に飛び込めず、卒業後4年間は私設ミュージアムの運営・企画の仕事に携わっていました。

95年の阪神大震災を期に、父が創業した福田工務店に就職。その後間もなく2代目として社長を引き継ぎ、現在に至っています。

何かと曖昧でブラックボックスな面が残るこの業界で、今なお「家づくりを分かりやすく」をモットーに大阪で奮闘中です。

「完璧な家づくり」などはこの世に存在しません。
皆さんにとっての「最良の家づくり」を一緒に模索していきましょう。

このような仕事に携わって言うのもなんですが、まず「家を買う」という選択を決して間違っているとは考えていません。

住宅業界に縁のない一般の方々にとっては、いざ「家づくり!!」と思い立っても、いったい何から手を付ければ良いのでしょう?どこから情報を得て、誰に相談すれば良いのでしょう?

性能・機能・デザイン・法律・金融などの多岐に渡る専門知識。 それに加えて、世間を騒がせている偽装や欠陥などの業界のモラル低下。

今日の住宅業界の仕組みは閉鎖的且つ複雑過ぎます。

車や衣服を選ぶのと同じように、ブランド頼みで「家を買う」という行為を決して間違っているとは言えないし、それどころか、我々「家づくり」の関係者は「分かりにくく」している一関係者として反省の念を持って然るべきだと考えています。

またその一方、誤解を恐れずに言いますと、家づくりは「しんどい」です。

あえてそんなしんどい選択をされた皆さんは、住まいにこだわりを持って、行動的でエネルギッシュな反面、様々な不安を抱きつつもその夢を実現しようとしている筈です。そんな皆さんに、我々はプロとして全身全霊でアドバイスをしなければいけません。

・・・いやそうでないと、数々のハードルをクリアしなければならない(苦笑)皆さんの苦労に報いることができないですよね。

我々住まいのつくり手は、ご縁のあった方々と共に様々な家づくりを経験してきた訳ですから、これまで培ったノウハウを惜しみなく皆さんに提供し、資産形成のお手伝いが出来ればこそ、我々の社会的存在価値があると信じて止みません。